大丈夫だよ [原石] 短編集 (ページ36)

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Ⅴ ページ36

大我side

おとーさんは次の日も迎えにきてくれなかった。

やっぱり俺、いらないんだ。

次の日。
今日は学校に行く日。

なんだか体が重い。
頭もズキズキする。

でも、俺のことを心配してくれる人なんていない。

学校の荷物を取りに家に戻った。
その時によく北斗が頭痛い時に飲んでる薬を飲んどいた。

大「はぁ、、」

ちょっと動くだけで疲れちゃう。

あ、今日体育あるじゃん、、
最悪。

憂鬱な気分のまま、学校に行った。

3時間目までは薬が効いてくれて
頭も痛くなかった。

4時間目は嫌いな体育、、、

今日に限って持久走。

はぁ、やだな。

樹「きょも、大丈夫？」

大「なにが？」

樹「いや、しんどそうだったから、」

大「大丈夫だよ。」

樹「無理になったら休むんだよ？」

大「わかってるよ。」

樹はいつも学校で一緒にいる友達。
俺のことを気にかけてくれる、1番の友達。

走り始めて少し経ったとき。
頭がズキズキしてきた。

大「はぁ、、はぁ、、」

耐えきれず、そのままコースの内側に入ってうずくまる。

樹「きょも！！」

大「あれ、なんで、じゅり、、」

樹は俺のはるか前を走っていたのに、、

樹「大丈夫？？
保健室いこ、？」

大「ｺｸｯ」ﾌﾗｯ

樹に支えてもらったけど頭のズキズキの目がぐるぐるしててすぐに座り込んじゃった、

ジェ「大我、どーした？」

樹「授業の前からしんどかったみたい」

ジェ「今、保健室に運んでやるからな。」

体育のジェシー先生が保健室まで運んでくれた。

in 保健室

優「あれ、大我じゃん。
ジェシー、どーしたの？」

ジェ「なんか、調子悪かったみたい。
樹が教えてくれた」

優「そっか。
ベッドに寝かせてやって。」

ジェ「はーい。
大我、お大事にな。」

ジェシー先生は授業に戻っていった。