大丈夫だよ [原石] 短編集 (ページ32)

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寂しいよ　-kymshn- ページ32

設定
父:慎太郎
兄:大我(7)
弟:北斗(4)

樹:大我の同級生
ジェシー:体育の先生
優吾:養護教諭

大我side
俺には3つ下の弟、北斗がいる。
北斗はちょっとだけ体が弱いっておとーさんが言ってた。
だから、この前も病院にお泊りしてたの。
ママも体が弱いから遠くの病院にお泊まりしてるの。

慎「たいがー？？」

あ、おとーさんが帰ってきた！！

大「おとーさん！！
おかえりなさい！」

慎「ただいま。
留守番できて偉いね。」

大「うん！

あのね、今日ね、」
プルルルプルルル
慎「はい、もしもし」

看『こちら〇〇病院の者ですが、
北斗くんの保護者様でお間違い無いでしょうか。』

慎「はい、北斗に何かありましたか！？」

看『今朝から熱が下がらずずっと泣き止まなくて、お父さんと何回も呼ぶので、
呼吸も早くなり気味で、落ち着かせるためにも一度病院に来ていただくことは可能ですか。』

慎「はい、すぐに行きます。」

大「おとーさん、？」

慎「たいが、今からおとーさん病院に行かないといけなくなっちゃって、
お留守番頼めるかな、
おにーちゃんだから頑張れるよな。」

大「うん、俺頑張れるよ。」

慎「さすがだな。
ありがとう。
じゃあ行ってくるから！
誰がきても家の鍵開けるなよ！」

ガチャバタン

大「、、、」

おとーさん、また出かけちゃった。
俺もおとーさんに話したいことたくさんあったのにな。

大「、、、ｸﾞｽｯ」
ゴシゴシ

泣いてちゃダメだ。
俺はおにーちゃんなんだから。
大丈夫。

シャワーを浴びて、おとーさんが作ってくれたご飯を温めて食べた。

大「おとーさん、いつ帰ってくるかな。」

おとーさんが帰ってくるまでアニメ見たりゲームしたり。
時計の短い針が11のとこにある。

大「おとーさん、、」

ソファーに横になっておとーさんが帰ってくるのを待ってたけど気づいたら寝ちゃってた。