大丈夫だよ [原石] 短編集 (ページ22)

今日:7 hit、昨日:18 hit、合計:61,408 hit

Ⅱ ページ22

大我side

学校が終わり家に帰っているとき、
なんか変な感じがしていた。
ほんとにしんどいってわけでもなく
なんかいつもと違う。
そんな感じだった。

ガチャ
大「ただいまー」
優「おかえり。」
大「疲れたー。」

リビングに直行しソファーに座る。
やっぱり、だるい？
体が重く感じソファーに全体重を預ける。

優「ほら、家帰ってきたら手洗いして。」
大「ん、わかってるよ」

わかってる。でも、もうちょっとだけ休ませて。
目をつぶっていると
優「ちょっと触るよ。」
優にぃがおでこに手を当ててきた。
ひんやりして気持ちいい。
優「熱いじゃん。
だるい？」
大「…コクッ」
返事をするのもだるく頷くだけ頷く。

あれよあれよと言う間にスウェットに着替えさせてもらい布団に寝かされる。
体調悪いのを自覚した途端しんどくなり頭まで痛くなってきた。

優にぃが優しく頭を撫でてくれて
安心して目をつぶった。

次気づいたときに優にぃはいなかった。
寒気がすごく布団も毛布も被っているのに震えが止まらない。
あぁ、熱あがっちゃってるな。

優「、、大我！？」

震えてる俺をみて優にぃが優しく体をさすってくれた。

優「このままだとしんどいから病院行くぞ。」

優にぃが近くにあった俺のコートを着させてくれた。

優「立てるか？」
大「っっ、、、はぁ、はぁはぁ、、」
優「ゆっくりでいいからな。」

歩くのもしんどくてほぼ優にぃに寄りかかりながら車に乗った。
いつものかかりつけのところは今日はお休み。
だから、救急病院に行くことになった。