10話 ページ12
降谷零side
「え?」
「なんだ、なにか不満でもあるのか?」
今俺はとてつもないピンチに迫られている。
「いえ。むしろ光栄です。」
「フン…。彼奴は適当に仮眠とってるだろうから叩き起して連れてけ。」
Aと任務で組むことになった。確か、メアリーだよな?でも、違うかも……
ラムやあの方と接触をするなんて…気のせいだろうと信じたい。
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降谷零side 続き
ゆっくりと扉を開けた。椅子で眠る彼女はAと変わらなかった。
…テーブルに置いてある、赤井秀一の資料。
彼奴とも接触があったのだろうか?
「ッ…」
後頭部に押し当てられた、硬いモノ。銃を向けられている。
『…あ。ごめん、急に気配を感じて。確か…バーボンだった?』
と、笑いながら銃を下ろす。
別人だ…でも、彼女とそっくりだし、やはりAだ。
「急にお邪魔してすみませんでした。バーボンです。メアリーさん…ですよね?よろしくお願いします」
すぐにバーボンの顔にする。
『さん…か。メアリーでいい。そんなに礼儀正しい人初めてだわ…』
最近はすぐに呼び捨てをしてくるのがいるし…などとぶつぶついっている。
全く別の顔で接する。何故か俺は、それをするのが苦痛に近い気がした。
「今日は潜入調査ですよね?そろそろ行きましょうか。」
彼女は小さく頷いて、歩く俺の後ろを着いてきた。
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天然記念物(プロフ) - まゆさん» そう言っていただけると、更新の糧になります。ありがとうございます! (2019年7月20日 10時) (レス) id: 267e13a690 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年7月20日 8時) (レス) id: 76d368eb20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天然記念物 | 作成日時:2019年7月13日 1時