#10〈y〉 ページ10
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あーあ、今日もだめかぁ、
Aちゃんの隣に座ろうチャレンジは今日も失敗。
多分軽く100回は超えているはず。
『あ、高橋くんさっきはありがとう』
「ん、全然！」
たった一言ずつ、みずっくんを挟んで会話をしたらすっげー睨まれた。
きっとAちゃんは気付いてない、みずっくんのとんでもない “ 束縛 ”に。
彼氏が欲しいだとか、好きな人が欲しいだとか、たまに言ってるのを聞くけれど、Aちゃんを狙ってる男なんてそこら辺にいるのに。
……実は俺もその一人だったり、ね？
「A、今日四限休講だって」
『ほんと？やった、』
「じゃあ！Aちゃん、俺とどっか行きませ、……」
「Aは明日締切のレポートやるもんね」
せめて最後まで言わせてよ！
Aちゃん本人に断られるよりも先にみずっくんにばっさりとぶった斬られた。
いやでも本人に断られるよりダメージは少ない？
『井上くん、私行きたい』
「だめ」
『なんで？』
「俺がやだから」
それはみずっくんもうほぼ告白だよ！
Aちゃんなんて返すの？とみずっくん越しにAちゃんを見ると、顎に手を置いて何かを考えるように首を捻った。
『じゃあ三人でレポートやろう、高橋くんが二限の講義とってるか知らないけど』
「……え？」
みずっくんの告白(仮)聞いてたよね？
ちらりと横を見ると、呆れたようにため息を吐いて、
Aがそうしたいならいいよ、と初めて見るような顔でAちゃんに笑いかけた。
「これがAだから、馬鹿なんだよねめちゃくちゃ」
と俺だけに聞こえるようにそう言った。
「Aは救いようのない馬鹿だね」
……でもほっぺゆるゆるだよ？
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檸檬(プロフ) - やっぱりアオさんが描く瑞稀くんが大好きです!! (2020年4月12日 13時) (
レス) id: 7f7d842168 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - とても面白いです(*^^*) 瑞稀くんメッチャかっこいい! (2019年11月9日 16時) (レス) id: 33e6fc8eff (このIDを非表示/違反報告)
Jin(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています〜。そろそろみずきくんの本領発揮させてください！更新楽しみにしています。 (2019年11月8日 15時) (レス) id: b6ce9f7cb2 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - すごい良いです！ユウピ担なんだけどみずっくんもれあくんもより好きなりました！頑張ってくださいね☆ (2019年11月6日 17時) (レス) id: 047315094b (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - すいませんこれみてたら、嶺亜くん落ちが見たくなってしまいました…ごめんなさい (2019年10月30日 17時) (レス) id: 8c6c513fbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年10月23日 0時
