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甘え下手なTくん ページ8

玉森side

主演映画の宣伝にコンサート。新曲。

仕事があるっていうのはいいことだ。

有難いことだ。


しかし、俺の身体はこの忙しさについていけなかった。



いつからだろう。

気がつけばもう2週間は経っているはずだ。


2週間前、その日は普通に仕事を終え自室で台本を読んでいる時だった。

玉『…っ痛…』

急に頭痛に襲われた。

玉『ん〜…』

グリグリとこめかみの辺りを指でマッサージしてみる。

が、治るはずもなく痛みが治まらない。


今日はもう寝よう。

明日も朝早くから生出演なんだから。



なるべく痛みのことは考えないようにし、俺は眠りについた。









次の日、朝起きると痛みはなくなっていた。

玉『昨日はなんだったんだろう…？』

ま、いいや！

今日も頑張るぞ〜！





痛みは復活することなく、その日1日無事に終えることができた。

ガチャ

宮『あ、玉おかえり〜！…大丈夫？』

玉『宮田ただいま。何が？』

宮『うーん何かいつもとは違う気がして…体調悪くない？』

玉『いや、別に大丈夫だけど』

宮『そっか…気のせいだったかも！今日はもう寝なね！』

玉『はいはい、おやすみ』

宮『おやすみ♪』


宮田にはああいったけど明日は大先輩がいる収録があったため、何度も台本を確認していたら

玉『やべ…もうこんな時間…』

起きるまでに3時間しかもう時間は残されていなかった。


あの時宮田の言うことを聞いて早くに寝ていれば少しは違ったのかな。

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