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真ん中っ子は頑張り屋さん5 ページ20

千賀side

リビングでみんなを待っていると上からミツ、玉、宮田の3人が降りてきた。

熱を出したことも骨折したことももうみんな知っている。

千『あれ？宮田熱なんじゃないの？』

二『下がったの？』

宮『…たぶん下がったよ』

千『たぶんって何だよ！』

二『ちゃんと測れよ！笑』


あ、体温計を持ったお母さん登場。笑

横『測ってなかったの？もーちゃんと測りましょうね〜』


ピピッピピッ

横『37.4…うーん…』

宮『下がった！』

玉『朝に比べりゃ下がってるけど…』

藤『でもまだ熱あんじゃん』

横『大丈夫？無理しないでよ〜』

宮『はーい。さ、食べよ！』


横尾さんが宮田も食べれるようにってうどんなんだけど…宮田どうやって食べるんだろ

千『左手で食べれる？』

宮『あ、いや…えっと…』

ん？

玉『フー…フー…はい、あーん』

宮『あ、あー…』

？？？？！

何これ。

玉『熱くない？』

宮『う、うん。大丈夫。』

何これ。(2回目)

玉『フー…フー…はい、あーん』

宮『あー……おいしい。玉も食べてね？』

玉『大丈夫。食べてる。』

何これ。(3回目)

二『ねえ、千賀…俺ら目の前で何を見させられてんの？(小声)』

千『いや、わかんねぇ。(小声)』


藤『渉の作ったうどんまじうめぇ』

北『何出汁？』

横『アゴ出汁』

北『うめー』


3人はなんで普通に食べてんの？？

え？

フォークが置いてあるってことは横尾さんは宮田は左手でフォークで食べると思ってたんだよね！？

なのに使わないであーんしてもらってるこの状況をよくすんなりと受け入れられるね！？

横『健永とにか食べないの？』

千『あ、いや、食べるよ』

二『千賀…もう気にしちゃダメだ。のびちゃうから食べよう…(小声)』

千『う、うん。』



あ、めちゃくちゃおいしい。






その後お風呂も宮田と玉森は2人で入ってったけど、もう何も気にしないことにした。

気にしちゃ負けな気がした。



熱は次の日には治ったが、骨折が治るまで約2週間宮田と玉森は常に一緒だった。




まぁ、完治してよかった…

でももう骨折だけはやめて…




終

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