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真ん中っ子は頑張り屋さん4 ページ19

宮田side


病院で点滴を打ってもらったからだいぶ楽になったはずだったのに…

車酔いでもしたかな…

玉『…なんか道混んでるな』

宮『まだ…かかりそう…？』

玉『具合悪くなっちゃった？』

宮『少し…』

玉『寝てな。気持ち悪くなったら袋ここに置いとくからこれ使って。』

宮『ごめ…寝る…』

玉『俺も急ぐからね。』







ガチャ

玉『…宮田。…宮田。』

宮『んん…』

玉『お待たせ、着いたよ。起きれる？』

気持ち悪くて寝れるか不安だったけど、いつの間にか寝てたらしい。

玉は車のドアを開け外から手を差し伸べてくれている。

宮『ん、大丈夫。ありがとう…』

その手を取り、ゆっくりと車を降りた。



その手の状態のまま一緒に階段を上り、部屋へ向かった。

俺の部屋に着くと自然と手が離れた。


玉『まだ寝れそうなら寝ときな。』

宮『うん…じゃあ寝ようかな…』

玉『ん。おやすみ。』

玉はニコリと微笑んで俺の髪を撫で上げた。


あぁ神様、ありがとう。←









誰かの話し声が聞こえる。

誰だろう…

玉と…

宮『ミツ…？』

北『あ、ごめん。起こしちゃったな。』

玉『宮田おはよ。』

宮『…帰ってきたの？』

北『あぁただいま。』

宮『おかえり。』

玉『宮田、ミツに説教しといたから。』

宮『？』

説教？

北『宮田ほんとごめん。俺の説明不足だった。ちゃんと伝えておけば怪我しなかったのに…ごめん…』

宮『あぁ…。ううん、大丈夫だよ。ミツたくさん俺のためにしてくれたじゃん。ありがとうね。』

北『うっ宮田…お前ほんといいやつだなぁ(泣)』

玉『宮田のくせに。』

宮『あははっ笑』

なんかずっとぐったりしてたからこんな笑ったの久しぶりな感じがする。


コンコン

横『お二人さーんもういいですか〜…』

ガチャ

横『ご飯でき…あ、宮田おはよ。調子はどう？』

宮『横尾さんおかえりなさい。調子は大丈夫だよ。ありがとう。』

玉『横尾さん何しに来たの？』

横『あ、そうそう。ご飯出来たよって言いに来たの。…宮田はどうする？』

宮『少し貰おうかな。』

横『ん、わかった。他のやつらも呼んでくるね。降りるのゆっくりでいいからな。』

宮『わかってるよぉ。笑』

横『んじゃ。』


北『よし、俺らも行くか。』

玉『ご飯何だろ〜。肉かな。』


あ、そういえばあーんで食べさせてくれるんだよね…？

なんか緊張してきた…

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