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甘え下手なTくん5 ページ12

藤ヶ谷side

スタッフ『撮影は以上になります！お疲れ様でしたー！』

全『お疲れ様でーす』


よし、今日はもう帰れる〜

あと帰れるのは渉と玉っていう結構珍しい3人。


楽屋で帰る準備をしていると

宮『ねえガヤさん』

と、宮田が話しかけてきた

藤『何？』

宮『玉調子悪いみたいで…』

藤『え、そうなの？熱？』

宮『いや、熱はないらしいんだけど…本当か分かんないから家で測ってみてくれるかな？』

藤『わかった。全然気づかなかったや…』

宮『そうだよね。俺も。』

藤『渉もいるし、任せといて。』

宮『うん、ありがとう。よろしくね。』

藤『おぅ。』



玉『ガヤ〜帰ろ〜』

横『太輔〜』

藤『あぁごめんごめん。お待たせ。』

うーん、やっぱり調子悪そうには見えない。

でもまぁ様子見るか。




家に着くと、渉は夜ご飯の下ごしらえすると言い、玉は寝るから部屋に行くと言いそれぞれの場所へ行った。

藤『ねぇ渉』

横『ん？』

藤『玉どう？』

横『へ？玉？何が？』

藤『何かいつもと違うことあった？』

横『うーん、、ないと思うけど』

藤『だよなぁ』

横『なんで？』

藤『宮田が言うには玉調子悪いみたいで』

横『え、そうなの？』

藤『うん。だから一応熱測ってみようかなって。』

横『わかった。お願いしていい？』

藤『うん、ちょっと行ってくるね。』



体温計を手に取り俺は玉の部屋へ向かった。

トントン

玉『はーい』

よかった、まだ寝てなかった。

藤『藤ヶ谷だけど、入っていい？』

玉『いーよー』

ガチャ

藤『お邪魔しまーす、、寝るところにごめんね』

玉『どうしたの？』

藤『いや、ちょっと熱測ってみない？』

新手のナンパかよって。

玉『なんで？別にいいけど』

あ、別にいいんだ。

藤『じゃ脇失礼しまーす…』

ピピッピピッ

藤『37.1…微熱か』

玉『やっぱり(ﾎﾞｿｯ)』

藤『ん？』

玉『や、なんでもない』

藤『そっか。どっか具合悪いとこある？』

玉『ううん。大丈夫。』

藤『わかった。寝るところ邪魔してごめんね、おやすみ。またご飯の時間なったら来るね。』

玉『はーい。』




さっそく渉に報告をした。

横『微熱だね…宮田からは何か聞いてないの？』

藤『いや、調子悪いとしか…』

横『うーん…様子見だね。』

藤『だね。』


渉ってなんでも頼りになるよね。

渉がいてくれてよかった。

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