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Fくんのノロウイルス ページ1

藤ヶ谷side

藤『お疲れ様でしたー！』

ふぅ、やっと仕事が終わった。

時計を見てみるともう12時を回っていた。




マネージャー『お疲れ様です。』

藤『ありがとう。疲れたからちょっと寝させてもらうね。』

マネージャー『はい、着いたら起こすので寝てください。』

俺はすぐに寝てしまった。



マネージャー『…さん。藤ヶ谷さん。』

藤『ん…』

マネージャー『着きましたよ。』

藤『あぁごめん、ありがとう。じゃまた明日。』

マネージャー『はい、ゆっくり休んでくださいね。』


もうみんな寝てるだろうな。

そう思いながら自室へ向かっていると


北『お、お疲れ。』

藤『おぉ…まだ起きてたの？』

北『ん。今さっき風呂上がったところ。まだ暖かいだろうからすぐ入っちゃいな』

そう言う北山はたしかに火照っていた

藤『そうしようかな。ありがとう。』







あぁ気持ちかった〜

疲れた後の風呂は最高だよね

なんか飲み物でも飲もうかなとキッチンへ向かっていると人影が見えた。

藤『あれ。まだ起きてるの？どうした？』

北『え、いや…別に……あ、これ藤ヶ谷も飲む？』

藤『何これ？』

北『ホットミルク。なんか寝る前にいいらしい。』

藤『へ〜。じゃあもらお…ｳｯ』

北『…どした？！』

藤『急に腹痛が…ﾊｧﾊｧ』

なにこれ…

立っていられないくらいすごく痛い。

北『トイレまで歩けるか？』

藤『う、ん…ﾊｧﾊｧ』


ほとんど北山の力でなんとかトイレに辿り着いた。

北山は気を使ってドアを閉めてくれている。

北『ドアの外にいるからな。何かあったらすぐ言えよ。』

藤『あり…がとう…ｳｯ…ｵｪ…』

北『気持ち悪い？ちょっと待ってて！』




ﾊｧﾊｧ

気持ち悪い…


藤『ｳｯ…ｹﾞﾎｹﾞﾎ…ｵｪ……ﾊｧﾊｧ』

どうしよう

吐いちゃった…

でも吐いたのに吐き気が収まらない…


パタパタと戻ってくる音が聞こえてきた。

北『藤ヶ谷？１回開けてもいい？』

藤『ん…』

北『あ、もう吐いちゃった？まだ出そうならこれに吐きな。』

そう言って袋を渡してくれた。

藤『ごめ…』

北『気にするなって。雑巾とか取ってくるね。』


藤『ﾊｧﾊｧ…ｳｯ…ｵｪ……ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ』


気がつけば腹痛は収まっていたけれど、吐き気の方が辛すぎる。


北『足元ごめんね、掃除するね。』

北山も仕事終わりで疲れているのに…

藤『ごめ…ん』

北『いいって。』

はぁ…もうやだ…

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