俺らのお母さん5 ページ32
北山side
宮田から電話が来て早3時間。
やっと仕事が終わり帰れることになった。
マネージャーに送るってもらってる車内でも、連絡が来てるんじゃないかと何回もメールを開いては閉じるを繰り返していた。
大丈夫かなあいつ…
マネージャー『着きましたよ。何かあったらすぐに言ってくださいね。』
もしものためにマネージャーには横尾さんのことを伝えておいた。
北『うん、ありがとう。お疲れ様。』
ガチャ
バタバタ
駆け足で階段を上る。
トントン
北『宮田ー?開けるぞー…』
ドアを開けた先にはスヤスヤとベッドで寝ている横尾さんとそのベッドにもたれかかって寝ている宮田の姿があった。
北『なんだよ…大丈夫そうじゃん…笑』
一応横尾さんのおでこを触り熱を確認してみるが、熱はなさそうだった。
もう少し寝かせといてやろうと1階へ下りる。
さっきは急いでて気づかなかったがキッチンが大変なことになっていた。
北『仕方ねぇ、片付けといてやるか…』
横尾さんがこんなことにはしないはずだから宮田が頑張ったんだろう。
その姿を想像するとなんだか微笑ましく思えた。
洗い物をしていると
トントントン
と誰かが階段を下りる音が聞こえてきた。
北『おい宮…あ、横尾さん』
横『ミツ…いつ帰ってたの』
北『さっき。それより体調は大丈夫?』
横『あぁうん。もうすっかり。』
その顔に嘘はなさそうだった。
北『ん、そっか。それならよかった。』
横『それより洗い物ありがとう』
北『なんで横尾さんがお礼言うんだよ。どーせこれ宮田だろ?笑』
横『んまぁそうなんだけど…笑』
ほらやっぱり。笑
北『横尾さんは気にしなくていいから。まだ休んでな。なんなら今日の夜ご飯出前とろーぜ』
横『いいの?』
北『おぅ。俺が作ってもいいけど、みんなになんか言われそうだし…笑』
横『うん出前にしよう』
北『おい!笑』
ったく。めちゃくちゃ元気じゃねーか。
北『てか宮田はいつまで寝てんだよ!起こすぞ!』
横『頑張ってくれたからもうちょっと寝かせてあげて?』
北『横尾さんがそう言うなら…』
横『ありがとう』
北『あと少ししたら起こすからな!夜寝るの遅くなって明日朝起きれなかったら困る!』
横『そうだね。笑』
北『洗い物して洗濯もしちゃうわ。そしたら起こす。』
横『うん、よろしく。』
北『横尾さんは休んでてね。ソファ座ってて。』
横『はいはい、わかってるよ。笑』
一瞬だけ俺がお母さん。笑
終
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みぃた(プロフ) - ユズガヤさん» リクエストありがとうございます!了解致しました! (2019年6月18日 21時) (レス) id: 74204e0c16 (このIDを非表示/違反報告)
ユズガヤ(プロフ) - いつも楽しみにしています。リクエストお願いします。藤ヶ谷くんがストレスからの高熱出して北山くんに看病されるお話が読みたいです。よろしくお願いしますm(_ _)m (2019年6月18日 21時) (レス) id: 5ca68a611e (このIDを非表示/違反報告)
みぃた(プロフ) - 名無し0810号さん» リクエストありがとうございます!了解致しました! (2019年6月18日 16時) (レス) id: 74204e0c16 (このIDを非表示/違反報告)
みぃた(プロフ) - のんたまさん» リクエストありがとうございます!2つとも了解致しました! (2019年6月18日 16時) (レス) id: 74204e0c16 (このIDを非表示/違反報告)
名無し0810号(プロフ) - ニカ千が喧嘩してそれが原因で体調を崩して兄組に看病してもらうのがみたいです (2019年6月18日 7時) (レス) id: 63fb975b40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃた | 作成日時:2019年3月20日 1時