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Sくんの秘密7 ページ26

千賀side

『ん……』

頭が痛くて起きた

どのくらい寝れたのかな…


北『あ、もう起きちゃった？頭痛い？』

千『うん…』

あれ…？

そういえば横尾さんが見当たらない

まだ怒ってるのかな…？

俺が頭痛いの隠してたから…

千『ｸﾞｽﾞｯ…ｳｩ〜…』

そう考えていたら涙が出てきた

北『え！？どうした？そんなに頭痛い？？』

千『ちがっ…ｸﾞｽﾞｯ…よこ…さん…ｸﾞｽﾞｯ…ｳｩ』

北『横尾さん？』

千『怒ってる…から…ｸﾞｽﾞｯ…いない…でしょ…ｸﾞｽﾞｯ』

北『違う違う。今は夕飯の買い出しに言ってるだけだよ』

千『ｸﾞｽﾞｯ…ほんと？…ｸﾞｽﾞｯ』

北『ほんとほんと。ほら見て。横尾さんがお粥作ってくれたよ。これ食べて薬飲も？』

千『ｸﾞｽﾞｯ…うん…ｸﾞｽﾞｯ』

北『泣いたらもっと熱上がっちゃうし、頭も痛くなっちゃうから泣くのもうお終い！』

千『ｸﾞｽﾞｯ…ｸﾞｽﾞｯ………』

北『よし、おっけ。まだ少し熱いかもしれないから気をつけて食べてね』

千『うん…』



千『おいしい…』

北『よかったな』


お粥はとても美味しかったけど、頭が痛くて半分も食べられなかった

北『もういい？』

千『うん……もう食べられない…』

北『頑張ったな。薬飲もっか』





北『寝ていいぞ』

そう言ってミツはお腹をトントンとリズムよく
叩いてくれた




恥ずかしかったがとても心地よく、俺はまた眠った

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