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Fくんの胃腸炎5 ページ19

宮田side

横尾さんに俺が見てるから！とは言ったものの、眠くてウトウトしていると


藤『ﾊｧﾊｧ…』

ガヤさんの息が荒くなってきた



起こした方がいいのかなぁ


藤『ﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧ』

うん、起こそう。辛そうだ


宮『ガヤさーん…起きて』


藤『ﾊｧﾊｧ……みや？』

宮『うん、そうだよ。ガヤさんどこかしんどい？』

藤『お腹…痛い…』

宮『トイレ行く？』

藤『』ｺｸｯ

ガヤさんは無言で頷いた


喋るのもしんどいんたろうな…

そう思いながらガヤさんを支えてトイレへ向かった



トイレへ着くと俺は何もしてあげられず、ドアの外で待つことしかできなかった

中からハアハアと荒い息が聞こえる



しばらくして、少し痛みが落ち着いたのかガヤさんが出てきた

宮『部屋戻ろっか』

藤『』ｺｸｯ





ベッドへ寝かせて少しすると

藤『ﾊｧﾊｧ…』

とまた荒い息になった

宮『またお腹痛くなっちゃった？』

藤『』ﾌﾘﾌﾘ

あれ？違うみたい

宮『気持ち悪い？』

藤『』ｺｸｯ

宮『吐きそう？』

藤『』ﾌﾘﾌﾘ

腹痛の次は気持ち悪くなっちゃったのか…



ガヤさんの目は涙目になっている

よしよし…と背中を摩るとポロリと涙が零れた

宮『しんどいねガヤさん…』


しばらく摩ってたらガヤさんは眠った


『早く良くなりますように…』

俺は心から願った









3日後、ガヤさんは完全復活した

藤『宮ありがと！』

宮『どういたしまして！』

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