ある日、突然、好感度が見えるようになったご！！ (ページ4)

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お腹すいたな..... ページ4

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A「ん〜.....」

むくっと起き上がった

伊作「あ、起きた？」

A「い、さく、先輩....」

伊作「体調はどう？」

A「喉痛いです....あと、頭....」

伊作「食欲は？」

A「お腹、空きました....」

伊作「分かった。おばちゃんに作ってもらうよ」

すくっと伊作先輩が立ち上がった。

A「っ、やっ！！」

思わず、伊作先輩の服の裾を握ってしまった

伊作「ん？どうしたの？」

A「あ、いや、なに、も....」

伊作「ふふっ....寂しい？」

A「っ....」

こくっと小さく頷くと

伊作「そっかぁ....雷蔵。おいで」

スーッと襖が開いた

雷蔵「バレてましたか....」

A「ふ、わ、せんぱい....」

伊作「僕、お粥作ってもらってくるから、その間Aをよろしく」

雷蔵「はい」

そう言って、伊作先輩は医務室を出ていった

A「らいぞ、せんぱっ....」

雷蔵「ん〜？」

A「ぎゅーって、してください....」

雷蔵「！いいよ」

俺が両手を広げると、抱きしめてくれた

A「ん....」

雷蔵「甘えん坊だねぇ」

A「ん〜.....」

スリスリと不破先輩の首元に擦り寄ると

雷蔵「かわいい....」

そう言って、頭を撫でてくれた

A「らいぞ、せんぱい....」

雷蔵「ん〜？」

A「せんぱい、あったかい、れす....」

雷蔵「寒い？」

A「ちょっとだけ....ぶしゅっ....」

少し、震えていた

雷蔵「布団に、戻る？」

Aは今、僕の膝の上に乗って、抱きついていた。

A「や.....」

雷蔵「随分、幼くなっちゃって....」

とても、可愛かった。

伊作「ただいま。ふふっ、随分、甘えてたみたいだね」

雷蔵「あはは....離れたくないって」

伊作「A、お粥貰ってきたよ」

A「あ、りがとう、ございます」

伊作「1人で食べれるかい？」

A「たぶん....」

スプーンを受け取ったけど、上手く力が入らなくて、持てない....

A「スプーンって、こんなに重かったんですね....」

雷蔵「A」

A「？」

雷蔵「はい、あーん」

A「あ〜....ん」

もぐもぐと食べた。

雷蔵「おいしい？」

A「ん....」

ごくんと飲み込んで、頷くと

雷蔵「良かった。あーん」

と、食べさせてくれた。