のんびりやさん3 (ページ29)

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田村のお話ページ29

これは、私が一年生の時の話なんだが,,,,,

私は、この赤い目がコンプレックスだった

鬼の子みたいとか化け物とか言われてな

田村「うぅ,,,ﾋｯｸ,ﾋｯｸ」

クラスの奴等に目のことで虐められてな
頼れるやつもいなくていつもひとりぼっちだった

『ねぇ、なんで泣いてるの？』

そこには、一人の男の子がいた
忍術学園の生徒では無さそうだった

田村「泣いてなどない！」

『目を擦っちゃだめだよ？赤くなっちゃう』

田村「ほっといてよ！」

『僕と遊ぼ？』

田村「君と？」

『僕は、ппчфл
君は？』

名前がうまく聞き取れなかった

田村「私は、田村三木ヱ門」

『よろしくね？三木ヱ門』

その日から、ずっとその男の子と遊んでたんだ

１、２週間たったくらいか

私の体調が急激に悪くなってな

食べ物を受け付けなくなり、魘されて目の下には隈が出来ていた

田村「はぁ、はぁ,,,,,」

潮江「田村、お前最近どうした？
体調が悪そうだが,,,
誰かに相談した方が,,,,,」

田村「ほっといてください！
あなたにはナニも分からないでしょう！」

潮江「田村,,,,,」

『今日は、なにして遊ぶ？』

田村「今日は,,,,,」

私は、そこで、倒れたんだ

『そろそろ頃合いかなぁ』

綾部「この子はあげないよ,,,
お前みたいな化け物に」

『かえせ,,,カエセカエセカエセカエセカエセカエセカエセ!!!!』

平「こいつは、私のいや、私たちの仲間なんだお前にはあげない！」

綾部「ばいばい」

これは、後々喜八郎から聞いたのだが、喜八郎はそいつにお札やら塩やらをぶちまけたらしい

そいつと離れてから、私の体調は一気に回復
した

生気を吸いとられてたんだろうな

喜八郎と滝夜叉丸に助けてもらわなかったら私は、今頃死んでたと思う

あのときは二人に感謝しかなかったよ

これで、私の話は終わりだ