とある忍たまは隠れていたい ２

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A「....という訳でして」


三郎「なんか、お前も気苦労耐えないな」


A「もう慣れましたよ」


一人の時とは全然違う。

疲れるし、めんどくさいけど......


嫌な感じはしなかった。


慣れないし、怖いって思う時もある。


だけど.....


A「嫌な気はしないです」


雷蔵「！A、変わったね」


A「？」


俺が、変わった？

どこが？


三郎「それは、俺たちにとってもお前にとっても、いい変化だ」


A「そうですか......ん」


恥ずかしくなり、お茶をグイッと飲んだ。


雷蔵「ふふ、恥ずかしがり屋さん」


A「！」


ポンポンと頭を撫でられた。

不破先輩の手、暖かくて好きだな......


三郎「これからも、変化を続けてくれ」


A「ん」


ほっぺをぷにぷにと撫でられた。


雷蔵「はい、お菓子も食べな」


A「あ、ありがとうございます」


パクリとお菓子を食べた。

ん、美味しいなぁ.....


三郎「さて、沢山話そうか」


雷蔵「だね」


A「はい」



双忍といるの、心地いいな.....




三郎「それで.....お？」


雷蔵「ふふっ」


A「くぅ.....」


三郎に寄りかかるようにして眠るA。

疲れちゃったのかな？


三郎「ほんと幼いよな......」


雷蔵「ふふ、かわいい」


幸せそうに眠るA。

起きてる時は、ツンデレで素直じゃなくて......


けど、たまに見せる笑顔が可愛いんだよね。


三郎「今日は、気候がちょうどいいんだよな」


雷蔵「うん、暖かくて、ちょうどいい」


ズズッとお茶を飲んだ。





夏目「ふふ、かわいい」


土井「おやおや」


会議終わり、たまたま通った縁側。


三郎と雷蔵でAを挟み、気持ちよさそうに眠っていた。


夏目「なんか仲良いよね」


土井「お互いにちょうどいい距離感だからじゃないですか？」


夏目「かな。もう少ししたら、起こしてあげようか」


土井「そうですね」



やっぱり、可愛い生徒には癒されるね。


会議に疲れた身体に染み渡る.....



夏目「ほんと、今日はいい日だなぁ.....」


土井「そうですね」



たまには、ありだね。


こんな日も.....

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