とある忍たまは隠れていたい ２

この人は.......？ ページ46

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テストも無事終わり、今日はおやすみです。

嬉しすぎる。


嬉しいとか言ったけど、特に何もやることないんだけどね。

だから、外出届を出して裏山あたりをお散歩中。


裏山は人がいないから、お面は学園に置いてきた。

たまにはおやすみさせないと.....



A「もう、秋が近くなってきたなぁ.....」


葉っぱたちが少しずつ色づいてきた。

まだまだだけど、これが全部染ったら......


A「すごい綺麗なんだろうなぁ.....」


裏山に生えてる、木や草、花を見て歩いた。



すると......



？？「ここはどこだべ」



A「？」


食満、先輩......？


じゃ、ないな....誰だ？


すっごい似てる.....


誰かの先輩だった気が......


A「うーん.....まあいいや」


心が痛むが、初対面の....しかも先輩となると話が別だ。

話しかける勇気はない。


違う道から行こう。


くるりと方向転換をした。


？？「ちょっと待ってくれないか？」


A「！！」


ポンッと肩に手を置かれ、身体が跳ね上がった。


A「あ、えっと......」


お面が欲しい.....

今は間に合わせだ。


そう思い、手で顔を隠した。


？？「忍術学園はどこか分かるか？」


A「あ、はい......分かります.....」


与四郎「助かる！俺は、風魔流忍術学園、六年生。錫高野与四郎だ」


この訛り.....ああ、そうだ。

喜三太の故郷の先輩だ。


A「僕は、忍術学園二年生の天馬です。天馬A.....顔を隠してるのは、気にしないでください」


与四郎「顔を見られるのが嫌なのか？」


A「あ、や、そういうわけでは......あの、人見知り、です.....」


与四郎「そうか」


A「へ、ちょっ！」


俺の両手首を掴み、顔から外した。


A「あ、と......」


ボボボッと顔から火が出るほど熱くなった。


与四郎「あがり症か」


A「分かったなら、離してください......」


与四郎「Aは、かわいいなぁ」


A「はっ......」


これが、風魔の人なのか.....！！

プレイボーイというか、なんというか......


すごい、恥ずかしい.....


与四郎「ふはっ」


A「は、ぅ.......」



勘弁してくれ.....

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