とある忍たまは隠れていたい ２

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A「ん、行ってきます」


母「ちゃんと文を出すのよ」


父「無理するな」


A「うん。行ってきます」


ぎゅうっと抱きしめ合い、父さんと母さんに手を振り、家を出た。


夏休み、もう終わりか。

早いなぁ....



A「ふぁ......ねむ.....」


朝方に家を出るから、超絶眠い。


A「......」


半分寝ながら、学園へ向かって歩いた。



食満「はよ」


A「......けま、せんぱい.....？」


食満「ふはっ、寝てんな」


A「んん.....」


サラサラとほっぺを撫でられた。

うんん....撫でられるの気持ちい。


食満「A、おいで」


俺の目線までしゃがみ、両手を広げた。


A「ん....」


眠過ぎて、なんの疑いもなく抱きついた。


食満「眠くて頭働いてないのか。よっこらせ」


A「ん......くぅ......」


食満「はやっ」


抱き上げた瞬間、寝始めた。


食満「まあ、この歳じゃ眠い時間か」




Aの背中を撫で、学園へ向かって歩いた。



今日も朝から暑いが、この暑さは好きだな。




食満「おはようございます」


夏目「ん、おはよ」


しばらく歩き続け、Aを教室に届けた。


夏目「寝てるの？」


食満「朝早くの出発で、眠かったらしいです」


夏目「そっか」


俺からAを受け取る先生。

本当にこの人は、Aが好きだなぁ.....


夏目「ふふ、ありがとう、留三郎。もう行っていいよ」


食満「はい。失礼します」


Aの頭を少し撫で、自分の教室に向かった。



たまには癒されるのも悪くないな。

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