とある忍たまは隠れていたい ２

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朝。


A「ぅ、治ってない......」


どうしよう......


A「く、ぁ......」


大きくあくびをした。


綾部「噂通り、猫耳が生えてる〜」


A「みっ！？あ、綾部、先輩......」


布団を被ってまるまった。


平「隠れないで、出てきてくれないか？」


A「四年生.......」


ひょこっと顔を出したら、みんな居た。


田村「五年生と六年生だけずるいと思ってな」


タカ丸「俺たちにも、Aを可愛がらせて？」


A「........」


タカ丸「おいで」


ニコリと笑って、両手を広げるタカ丸さん。


A「......」


布団ごと動いて、タカ丸さんに抱きついた。


タカ丸「ふふ、かわいい」


A「ん、にゃ......」


抱きしめる力も匂いも全て心地よくて、ゴロゴロと喉がなった。


平「誰の仕業.......まあ、伊作先輩だろうけど」


田村「にしてもかわいいな」


A「ん......」


ふわふわと二人に頭を撫でられた。


綾部「理性まで溶けてるのかな。かわいい」


A「っ、にゃ......」


トロトロと何かが溶けていった。


撫でられるの、気持ちいい.....


抱きしめられるのも、全部、全部、気持ちいい.....


頭が、ふわふわしてくる......


タカ丸「顔蕩けてる」


A「ん、ぁ.......」


ぼんやりとした目で、タカ丸さんを見つめた。


タカ丸「沢山撫でてあげるね」


A「ん.....」



完全に溶けたAであった。

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