とある忍たまのモブ生活？？？？

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心地いいな.....


なんだろう、この温かさは.....ゆらゆら揺れて、まるで、誰かに抱きしめられてるような.....



暖かい.....起きたくないな......



『起きる？起きない？』


どうしよう、まだ、眠いよ......

もう少し、寝かせてよ.....


『死んじゃう？死んじゃう？』


それは嫌だなぁ.....


俺、嫌だって思えるようになったんだ。

前は、全然、どうでもよかったのに.....


『独り？』


ううん。


独りじゃないんだ。


仲間がいるんだ。


俺の大切な仲間が.....


守りたいって、大切だって思えたんだ。


そんな気持ち、久々だった。



会いたいなぁ......



『じゃあ、起きようよ。みんな待ってるよ』


『起きなよ、起きなよ....暖かいよ』


『貴方はもう、大丈夫よ。ほら、目を覚まして』




ふわふわと、暖かい気持ちが浮上した。



ああ、起きたくないなぁ......



『なんで、なんで？』


不安、なんだ。


俺、まだ怖いんだ。


みんな、俺を忘れないでいてくれるかな。



『大丈夫だよ。お前はもう独りじゃない。大丈夫、大丈夫』



そっか.....


もう大丈夫、かな.....



じゃあ、早く起きないとなぁ....


タカ丸さんや守一郎、三木ヱ門に滝夜叉丸、喜八郎.....



そして、悠希.....



早く、みんなに会いたいな......



『なら、起きなさい』




トン.....と背中を押される感覚があった。


八本の手のひら。



ああ、俺.....この手知ってる。



一年の時、仲良かったやつ。


二年の時、仲良かったやつ。


三年の時、大好きな死んだ仲間たち。


俺を守って死んだ、悠希の幼なじみの先生。


俺が生まれてすぐ死んだ、母さん。


戦に巻き込まれて死んだ、父さん。





A「行ってくるね」



『しばらくこっちには来るなよ』


『あなたなら大丈夫よ』



A「うん。行ってきます」



『行ってらっしゃい！！』




光が眩しくなった。



早く起きなきゃね。

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