とある忍たまのモブ生活？？？

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A「......」


長次「......」


二人の間に会話はない。

ただ静かにお茶を飲むだけ。


長次「A、変わったな......」


A「んえ？」


ビックリした。

すっごい気抜いてた。


長次「表情が、明るくなった」


A「！....平達と、仲間になれました」


長次「！」


A「皆と、友達になれました.....失った物を得たものが塗り替えました」


少なくとも、今はもう怖くない。

失うのは怖い。けど.....みんながいれば、大丈夫って気がするんだ。


長次「いい変化だな.....」


ぽんぽんと頭を撫でられた。


A「！ん.....」


長次「A、失うのは怖いだろうが.....Aとあいつらなら大丈夫。安心するといい....」


A「はい.....」


中在家先輩は無口だ。

顔も仏頂面で、怖い。

怒ると笑うから、なお不気味だ。


けど、数少ない言葉には、力がある。


人を元気づける力が.....心が温まる力がある。


A「中在家先輩」


長次「？」


A「ありがとうございます」


長次「もそ」


A「ん.....」


ズズ....と静かにお茶を啜った。


A「今日は、いい天気だ.....」



特に気にしなかった天気。

今はキラキラして見える。



A「世界って、変わるものですね」


長次「心の変化、だ.....」


A「そうですね、心の変化、か.....」





心に空いた穴が、埋まってくような感覚がした日であった。

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