とある忍たまのモブ生活？？？

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ああ....心地いい.....


ふわふわと誰かに頭を撫でられる感覚.....


俺が幼いとき、父さんに撫でられたのによく似てる。


生まれたばっかだったから、母さんの記憶はない。

けど....抱きしめられた温かさ、優しい音色を響かせる声。


俺の記憶に残ってた。



A「ん......」


ドンドン意識が浮上していく.....


A「んん......ゆー、き....？」


森山「おはよう」


A「おれ、なんで.....」


森山「雑渡昆奈門との交戦後、体力切れでぶっ倒れたんだよ」


A「そう、か.....」


そう答え、悠希の下腹部に頭を押し付けた。


森山「ん？どした？」


A「幼い時の夢を見た.....俺の家族が死ぬ前の....」


森山「！」


A「悠希に撫でられてて、幼いとき、父さんや母さんに撫でられてたのを、思い出した.....」


森山「そっか」


A「しばらく、このままでいい？」


森山「ああ」


悠希の膝は、硬いけど落ち着く。

悠希が撫でてくれるのは好きだ。


いつも俺を助けてくれたから。


森山「もう少し寝てな。おやすみ」


俺は、また眠った。



伊作「ねえ、先生」


森山「なんだ、聞いてたのか」


伊作「まあ.....」


森山「どうした？」


伊作「Aは.....やっぱいいです。僕の口から聞く」


森山「そうか」


伊作「Aの手首、手当します」


森山「助かる」



僕は、Aのことについて考えながら、手当をした。



一人の寂しさを知ってるくせに、なんで一人でいようとするのか、僕には分からなかった。



この行事が終わったら、A聞こう。



そう思った。

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