今日も今日とて推しが尊い！！！！

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A「っ、はぁ、はぁー.....」


びちゃびちゃと音を立てて落ちる血液。


二人は倒せた。


三人に、ボコボコにされた。



頭がクラクラする。


血のせいで片目が見えない。


切られた肩が痛い。



A「っ、っ.....」


きり丸「A先輩っ！！もうやめて！！死んじゃう！！」


怪士丸「A先輩！！！」


大粒の涙を流し、俺を止める二人。


A「ははっ、後輩泣かせるなんて、先輩失格だな.....」


山賊「まだやるか」


A「あんたら、忍び上がりの山賊か.....城にでも捨てられたのか」


山賊「そうだ。だからこうして、人を痛ぶっている」


A「そっか。でも、俺はお前を殺す。後輩を泣かせたんだ、タダでは済まさねぇ」


二人「先輩っ！！！」


山賊に向かって、駆けた。



山賊「思考が鈍ってるな。はっ！」



ザシュッ！


A「カ、ハ.......」


脇腹を切られ、後ろに倒れた。



きり丸「A先輩！！！A先輩っ！！」


怪士丸「血が....ど、うすれば.....」



A「悪い.....ごめんな.....ダメ、な....先輩で.......」


ボヤりと歪む視界の中で、きり丸と怪士丸を見た。



この姿.....前世の俺の後輩に、似てるなぁ......




きり丸「！狼煙！！っ！」


A先輩の懐から血に濡れた狼煙を出し、焚いた。



山賊「次は、お前らの番だ」


A「っ、カ、ハ....はぁ、はー.....」


その声を聞き、俺は目を覚まし、立ち上がった。



A「後輩だけは、傷つけさせない.....」


きり丸「も、う.....やめて.....」


怪士丸「A先輩......」








最期ぐらい、カッコつけさせてくれ.....

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