今日も今日とて推しが尊い！！

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もう好きにせいと諦めた時.....



雷蔵「こんにちは〜！Aを回収しに来ました〜」


長次「もそ」


にっこにこと笑顔を浮かべ、印字うちの準備をしている雷蔵。


ギリ怒ってるか怒ってないかの瀬戸際で、フォンフォンと音を立て、縄鏢を振り回す長次。



来てくれたのは嬉しい。とっっても嬉しい。


けどひとつ言わせてくれ。



なんでおるん？？



雑渡「ありゃ、着いてきてたの？」


雷蔵「ふふ、分かってるくせに、何言ってるんですか？」


長次「A、おいで」


A「あ、はい」


後ろから抱きしめるように立っていた雑渡さんから離れ、長次の方に近づいた。


長次「今日の夕飯、お前の好きな親子丼だぞ」


A「！ほんとっすか！やったっ！」


親子丼だー！！

今日はいい日だー！！


雷蔵「じゃあ、Aを持ち帰ります」


雑渡「また来てね」


A「あはは....そのうち.....」


雷蔵「行かせないから」


A「ﾊｲ.....」



訓練所を離れ、学園に向かって歩いた。




A「なんで僕がここにいるの、分かったのですか？」


雷蔵「僕と中在家先輩で、本の買い出しに出てたんだ。そこで、たまたま諸泉さんとAが揉めてるところを見て、着いてきた」


A「ほうほう」


雷蔵「そしたらAが、連れ去られてびっくりしたよ〜」


あははっと楽しそうに笑った。


長次「知らない人には着いていってはいけない」


A「はーい」


雷蔵「学園に帰ったら、覚えておきな」


A「ひえ」


長次「？」



ボソッと雷蔵に耳打ちされた。


何されるん？


雷蔵の言葉に脅えながら、俺は学園に帰った。

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