今日も今日とて推しが尊い！！

忍術学園全員出動！ ページ11

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A「.....」


暑くて私服を腕まくりしてた。

んで、怪我してた方の腕をじっとみた。


利吉「何してるんだ？」


A「いや、傷残ったなぁって」


利吉「まあ、弓矢で削ったからな」


俺の右腕、二の腕ら辺には、引き攣ったみたいな跡が残った。

こいつ、俺が寝た後に腕縫ったな？

んで寝てる時に、抜糸したな？？


A「おっかな」


利吉「ん？なんて？」


A「や、なにも。それより、なんすかこの、のんびりムード」


利吉「勝利を確信したからと言って、のんびり過ぎるぞ」


マジで、お祭り騒ぎ。

いいのかそれで。

いいのかそれで？？？



A「そういえば....オーマガドキ城主、行方不明なんですって。タソガレドキ城主と密会してるから。だから、兵達は混乱状態。そして、士気が低すぎる」


日本でもそんなこと無かったのにな。

昭和の大戦。あんなん負け戦なのに、最後の最後まで戦った。


武士道って、なんなんだろうね。


A「あーあ、やだやだ」


利吉「ははは」


木の上に座って様子を見ていた俺たち。


ふと、下を見た。


A「あれ、黒木だ」


利吉「！？え、庄左ヱ門！？」


A「おーい！黒木ー！」


ぴょいっと木を降りて、庄左ヱ門に近づいた。


黒木「A先輩！利吉さん！」


A「何してんだお前」


黒木「タソガレドキ城の印を取ってるんです」


A「ひゃー」


もうそこまで行ったか.....

つーことは、利吉さんと庄左ヱ門の合流か。


利吉「印か....よし、私達も一緒に行くぞ」


A「えぇ.....」


利吉「行くぞ？」


A「はい」


俺、利吉さんの尻に敷かれてね？？

年下の尻に敷かれてんの？


俺、やっば。



利吉「ほら、早く行くぞ」


A「うぃー」


利吉さんが庄左ヱ門を抱え、走った。

俺はそれに付いていて行った。


つか、絵面かわいいな。


抱っこしてるよ。

抱っこしてるよ！！



眼福だわ.....



そんな呑気なことを考えていた。

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