兵庫水軍の子 にぃ！

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A「あ"〜.....痛ってぇ.....」


ズキズキと痛む腰を擦りながら、とりあえず服を整えた。


伊作「んん、すぅ.....」


A「気持ちよさそうに寝やがって.....」


乱れた寝巻き....ちょっと鍛えられた筋肉が見える。


しかしまあ、15歳でここまで色気って出るんだなぁ.....



A「......」


自分の貧相な身体を見た。

赤い鬱血痕と噛み跡があるくらいで、筋肉はない。

いや、あるけど....だいぶ貧相よ。



立花「おはよう」


A「！はざす」


部屋の戸に背を預け、こちらを見ている立花先輩。


立花「いい結果を期待してたが、辛そうだな」


A「そりゃあ、風呂と部屋でやってるんで。疲れるのも当然です」


立花「まあ、だよな」


A「伊作先輩って、今日は休み？」


立花「ああ。お前は」


A「先生出張だから、なし」


立花「ん、なら少し寝てるといい。疲れたろう」


A「ん、そうします」


伊作先輩を端に寄せて、布団に入った。


伊作「ん〜.....」


A「うわ」


ぎゅうっと抱きついてきた。


立花「おやおや」


A「しょーがないなぁ....」


もさもさと頭を撫でた。


伊作「ん〜....ふふっ」


すると、幸せそうに笑った。


A「ふっ、では、先輩。おやすみなさい」


立花「ああ、おやすみ」



目をつぶって、秒で寝た。




立花「ふむ.....」


伊作はAが好きだが....

Aは、どうだろうか。


見てる限り、相思相愛。

なんというか、伊作に毒気を抜かれ、絆されたって感じだ。


立花「しかし、本当に可愛いな。こいつらは.....」



抱き合って、幸せそうに眠る二人。


立花「二人とも、幸せになれよ」



そう言い残し、私は部屋を出た。



まあ、たまにはこの二人の助けになってやろう。

そう思ったのだった。

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