兵庫水軍の子 にぃ！

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竹谷「ふぅ、ごそさん」


A「ごちそうさま」


竹谷「じゃあ俺、会計行ってくるわ」


A「あ、さすがに払いますよ！」


竹谷「いいよ。お礼って言ったろ？それに、可愛い後輩に奢らすようなことはしないよ」


A「で、でも....」


ご飯も奢ってもらったし.....

さすがに悪いな....


竹谷「黙って奢られとけって！な？」


ポンッと頭に手を置かれた。


A「....ありがとうございます」


竹谷「ん、いいえ。じゃあ、待ってて」


A「ん」


竹谷先輩が店の中に入っていった。


A「......」


竹谷先輩は、五年生のあの美丈夫たちに囲まれると、あんま目立たないけど....


イケメンなのよね。ちゃんと。

性格が男前だし、顔も男前だし.....



A「この時代で、あの性格は珍しいよ....」


自分が一番のこの時代に、他人を大事をするんだから。

だから、竹谷先輩と伊作先輩は、なんか似てる。


だから、気が抜けるのかな.....



A「ま、いいや」


男の人「なにがいいんだ？」


A「ひゃっ」


突然、隣に座って俺の肩を組んできた。

なんだこいつ。

馴れ馴れしい.....


男の人「なあ、あんた1人か？」


A「いえ、恋仲と来てますけど」


男の人「でもあんた、1人じゃないか」


そりゃあなぁ。

会計してるもん。待ってるだけだわ。


男の人「そんな嘘つくなよ」


A「嘘じゃないですけど」


男の人「なあ、俺と一緒にどっか行こうよ」


A「いっ」


グイッと腕を引かれた。


A「やめてください！！困ります！！」


男の人「いいだろ！！」


っの、クソ男......

ぶん殴ってやろうか。


A「やめろっつーの！！」


男の人「うおっ」


思いっきり振り払った。


A「私が、あんたみたいなやつと行くとでも？身体目当てのクソ男が、調子乗んなや」


男の人「ッのアマ！！！」



男の人が腕を振りかぶった。



A「あ、やば.....」



殴られる。


ギュッと目をつぶって、腕で顔を守った。

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