目立たない六年生 二！

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A「ん、ん.....」


あれ.....寝てた.....


A「のど、かわいた.......」


布団から出た。


A「うぇ.....」


ぐわんぐわんしてる......これ、38度近くあるな....


A「みず.......」


身体を引きずりながら、部屋を出た。





〜井戸〜


A「ん、ん......」


ごくごくと水を飲んだ。


A「ぷはっ.....」


水、うまぁ.....


A「は、はぁ....はぁっ.....」


寒い。暑い......


A「ゲホッ、ゲッホ....ゴホッゴホッ.....」


しんどい.....しんどい.....


A「っ、はぁ.....へや、もどんないと....っ.....」


ふらっと後ろに身体が倒れた。


あ.....やばい.....倒れる......


兵助「！大丈夫ですか！？！？」


A「へー、すけ.......」


身体を兵助が抱きとめてくれた。


兵助「身体が熱い.....なんで、部屋から出てきたんですか！」


A「のど、乾いた....」


兵助「それで、ですか......」


A「はぁ、だるい.....しんどい.....」


兵助「部屋まで運びます」


A「ぅえ？？」


兵助にお姫様抱っこされた。え、嘘でしょ......

俺、六年のプライドが.....


A「へーすけ......いいよ。おれ、重いし.....」


兵助「重くないですよ。むしろ、軽いです。ほら、急いで部屋に行きますから。大人しくしててくださいね」


A「ん.....ありがと......」


兵助「いえ。あなたの為なら、なんでもしますよ」


兵助.....お前、イケメンだな......


A「っ、はぁ......」


あ"〜.....しんどい.....


兵助「......急ごう」


兵助が走り始めた。


あんま揺れないようにしてくれるあたり、ほんと、イケメンだなぁ.....

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