"視える"編入生 肆

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瘟鬼「来たかぁ....水上の子と火宮の子」


A「お、に.....？」


火宮「こっちの土地じゃ、見ないタイプの悪霊.....」


鬼のような、人のような、見た目の悪霊.....


A「なぜ、ここを狙った」


瘟鬼「お前らを喰えば、俺はもっと強くなる」


火宮「狙いは、俺たちか.....」


喰らう。俺たちを喰えば、最強になる。

水龍の先祖返りと炎の龍の先祖返り。それを喰えば、誰よりも強い霊力が手に入る。


A「水上の名にかけて、お前は、俺が倒す」


火宮「火宮は、負けないぜ？炎の龍、見せてやんよ」


幣と札を構えた。


A「はっ！！」


瘟鬼「はははっ！！その程度か！！」


A「ぐっ、ぅ.....」


強い.....やっぱり、俺の力じゃ.....


火宮「っの！！」


火宮先輩がクナイで攻撃した。が.....


瘟鬼「人間の武器など効かぬ！！」


A「！！」


火宮「！透け、た......」


瘟鬼の身体をすり抜けた。


瘟鬼「早くせんと、お前らの仲間が死んでしまうなぁ？」


A「っ、くそっ！！」


火宮「っ！！」


どうすれば.....どうすれば......



伊作「A！！香！！」


A「っ！！！」


な、んで.....


火宮「皆が......」


校庭に生き残ってる生徒が集まった。

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