"視える"編入生 弐

暑い ページ7

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A「あっつ.....」


もう、本格的に夏だ.....死ぬほど暑い....


白蛇「ｼｬｰ？」


A「しろ。大丈夫だよ」


名前をつけた。なんか、かっこいいの付けようかなって思ったんだけど.....

思いつかなくて、白蛇のしろ。


孫兵「A、大丈夫？」


A「うん、まあ.....」


しろとジュンコが二匹であそび始めた。


A「あつ.....」


作兵衛「上脱げば？」


肩衣姿の三ろが来た。


A「脱いでも変わらないもん」


三之助「熱中症になっちゃうよ？」


A「ん〜.....」


めんどいのよね。脱ぐの.....


A「うわっ」


左門「どうかしたのか？」


A「いや、なんでもないよ」


寒っ.....背後に前居た女の人が.....これがあるから、脱げないんだよ。めんどいのもあるけど.....

霊気で風邪ひくとかないわ。


女の人の霊(涼しいでしょ？)


霊特有の、脳に直接語り掛けてくるやつ。


A(涼しいけどさ.....寒い)


女の人の霊(あらあら、暑いのに寒いと言えるのは、幸せなことよ？)


A「はぁ.....まあ、いいや」


数馬「A、脱がなくて平気？」


三は登場。


A「大丈夫」


藤内「無理しちゃダメだよ？」


A「うん」


なんか、最近気がついた。三年生、俺に甘い。

気のせいかな？


孫兵「A、水飲んで。暑いから」


A「あ、ありがとう」


竹筒を渡された。


A「ん.....」


水、美味しい。


A「ありがとう、孫兵」


孫兵「いいえ」


数馬「そういえば、そろそろ夏休みだね」


やっと、うちに帰れる.....


三之助「夏休みかぁ.....」


A「？」


藤内「夏休みの宿題。あるからさ」


A「ああ、そういう.....」


夏休みの宿題か.....


夏休み、少し楽しみだ。

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