壊れた忍

委員会とは ページ19

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次の日、授業が終わり医務室に足を運んだ。


伊作「みんな、今日から保健委員会に入る、社Aだよ。ほら、自己紹介」


A「.....社、Aだ。四年は組、よろしく頼む」


乱太郎「よろしくお願いします！」


A「っ！」


既存の生徒の前に正座して座って自己紹介をすると、猪名寺乱太郎が俺に抱きついてきた。


A「い、いな、でら......」


乱太郎「乱太郎って呼んでください、Aさんっ！」


A「あ、ああ......」


伊作「ん、ふふっ」


A「.....何が可笑しい」


伊作「いやっ、Aもそんなに狼狽えることがあるんだなーって」


A「......」


数馬「僕たちも、名前で呼んでください、その方が嬉しいです！」


A「あ、ああ......」



ここの奴らは、皆不運だと聞いた。

だがその理由、俺はわかる。


優しすぎるんだ。



みんな、優しすぎて、不運を呼び寄せてしまうんだ。



それに、眩しい。


暖かい、春の日差しのような、暖かさ.....

眩しさ.....



でも、とても心地がいい。



A「.......」


保健委員「！！」


伊作「わら、った......？」


A「なんだ」


伊作「大きな進歩だよ！A、笑えてたよ！」


A「！俺、が......」











わらっ、てた......？

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