不運大魔王の幸運な弟 よん

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A「潮風が寒い......」


乱太郎たちが沖に出て釣りをしてる間、僕は砂浜を歩いていた。


めっちゃ寒い......


乱太郎ときり丸は元気だよなぁ......


こんな寒い中、沖に出て釣りができるんだもん。


A「ふぇ、くしっ！」


さむい。

さっさとお魚食べて、学園に帰りたい。


A「波、綺麗だなぁ......」


でもなんだろう。


ちょっと波が高いような......


A「え」


波打ち際を歩いていると、突然突風が吹いた。


そして、波が僕の身長より高く上がった。


ザバーン！！


A「うぇっ！！」


全身に波を被った。


A「う.......」


義丸「く、ははっ！大丈夫かい」


A「さむい......」


義丸「とんだ不運だな。風邪ひくと良くないから、中においで」


A「ふ、くしっ」


びしょびしょ.....


まさか全身に波を浴びるとは思わなかった。


寒い。


幸運体質どこいったんだろう.....


きっと僕の気分に幸運も左右されてるんだろうなぁ.....


A「寒い.....くしっ」


義丸「急ごうか。おいで」


A「ん......」


義丸さんに手を引かれ、兵庫水軍の小屋へ向かった。


A「はぁ.......」



やっぱり、寒いのは嫌いだ。


全身が、キンキンに冷える.......

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