不運大魔王の幸運な弟 にぃ

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土井「さあ、くじを引きなさい」


A「これにしよう」


机に置いてある八つの紙のうち一枚を手に取った。


A「！うそ......」


僕は、運がいい。


それは、自他ともに認めてる。


なのに、なのに、なんで........


A「八番なの.......」


平太「Aは、何番だった.....？」


A「平太.....八番、大トリ.......」


平太「運がいいAが珍しいね.....」


A「平太は、何番だった？」


平太「二番」


A「そっか......」


なんで、僕たちのクラスが八番......


いや、問題は、誰の後ろなのかだ......この際、大トリなのは諦める。


だから、せめて......


A「二年生か、三年生の後ろで.......」


土井「ん"んっ！えー、くじの結果を発表する。一番、六年生。二番、一年ろ組。三番、一年い組。四番、三年生。五番、五年生。六番、二年生。七番、四年生。八番、一年は組だ」


四年生の、後ろ.....


この点は、幸運だったのかな......


黒木「A！」


A「庄左、ごめん.....八番になっちゃって.....」


黒木「Aが珍しいなって思ったけど、気にしてないよ。最後なら最後らしく、今までで一番の演技をすればいいんだからさ！」


A「！」


庄左ヱ門、優しい......


A「ありがとう、庄左」


黒木「うん！さ、みんなの演技が終わるまで、僕たちは鑑賞しようか！」


A「うんっ」




本当に、僕はは組でよかったって心から思う。

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