同じクラスにはモテ男共がいる さん！

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A、兵助「.......」


雷蔵「^^」


教室に戻るや否や、正座をさせられ目の前に腕を組んで仁王立ちの雷蔵が立った。


やべぇ。


A「あのぉ、雷蔵様」


雷蔵「なに」


兵助「お客さん、めっちゃ見てますけど」


雷蔵「だから」


A「もう少し、目立たないところがいいな〜って」


雷蔵「ダメ」


A、兵助「はい」


どーすんだよ。

もうどうしようも無いよ、これ。


最悪だぁ......


尾浜「ウケる」


楓「兵助が怒られるのは新鮮だな」


尾浜「いんや？結構アレ、よくあるよ」


楓「え、そうなの？」


三郎「兵助も結構、脳筋なところあってさ。女性問題でな」


楓「あー......」


竹谷「まあ、一方的に言い寄られて、一方的に絡まれて、手ぇ上げるんだよね」


楓「え、女に！？」


竹谷「いんや？言い寄られた女の彼氏に」


楓「兵助も、大変なんだね」


AもAだよなぁ.......


あと、そろそろ切り上げて欲しい。


いよいよ目立ちがすごいよ。


みんなこっち見てる、みんなこっち見てる。



雷蔵「文化祭は三日間。残り二日、頑張ろうね。二人共」


なんだろう、語尾にハートが着いてる。


雷蔵「返事は？」


A、兵助「はい」


雷蔵「ん、頑張ってね」


楓「........」


傍観してる楓は思った。





雷蔵には、誰も逆らえないな、と.......

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