ボッチくんの奮闘 四

・ ページ16

・


ヒュン！.....バン！！


忍者「ガ、ア.......」


一つの苦無が忍者の首に刺さり、爆発した。


浜「！！」


田村「あの、爆符のついた苦無は.......！！」


綾部「！」


ひらりと天女のように舞い降りる、紫色の忍び装束を見に纏った男の子。


桜色の髪の毛を靡かせ、静かに地面に降り立った。


A「僕の仲間に.....手を出すな」


タカ丸「っ、Aっ！！」


A「遅くなって、ごめんなさい.....でも僕、みんなを守るために、頑張りました」


ニコリと笑った。


A「ごめんね、滝夜叉丸くん。もっと早く、僕が行けたら良かったのに......」


平「いや......助けてくれて、ありがとう......」


忍者「くっ、そがっ......」


綾部「A、危ない！」


A「近づかないで」


忍者の横を駆け抜けて、糸を巻き付けた。


A「死んでよ」


ピンッ！と思い切り引っ張った。


忍者「ガ.......」


忍者は、ばらばらになって崩れ落ちた。


A「僕の仲間を友人を傷つけた代償は高くつくよ。人々の平和を脅かし、悪戯に傷つけた。あなた達は、受けるべき叱りを......」


綾部「っ.....友人なんて、嬉しいこと言ってくれるね。ありがとう、A」


浜「俺達も、お前と一緒に戦おう」


田村「少しでも、楽に潰せるように.......」


タカ丸「主力を、潰そう」


平「この美しい私を傷つけたんだ。許さない」


A「覚悟してください」



ニコリと楽しそうに笑った。

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す