ボッチくんの奮闘

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Aが逃げた件。四年い組目線。



広大「ただいま」


綾部「おかえりなさい」


平「おかえりなさい」


数十分して、広大先生が教室に帰ってきた。


綾部「あれ、Aは？」


広大「部屋にいるよ。今日はダメだ」


綾部「そうですか......」


Aは、二年生の頃にいじめられ始めてから、教室にはあまり来ない。


テストの成績はいいし、実技もそこそこ.....だから学園長先生も何も言わない。


けど、僕としては......


綾部「教室にいて欲しいですけどね」


広大「こればっかしは、少しずつ慣れさせるしかないよ。今度、合同実技もあるし」


平「ああ、そういえばありましたね。上級生の合同実技」


綾部「A、来ますかね」


平「独はなぁ......」


来ないかな.....


広大「いや、参加はさせる。必修科目だからな」


綾部「合同実技って、先輩達との組手でしょう？しかも武器あり」


広大「ああ、そうだな」


平「独、死にますよ？」


広大「いや、まあ、うん......しょうがないよ。必修科目は出させないと、学園長がキレる」


綾部「まあ、出席、見逃してますしね」


広大「そういう事だ。よし、この話は終わり！新学期の予定を説明するぞ！」


パンパンと先生が手を叩き、話を切った。


独A。


あんな奇抜な髪の色してるのに、大人しくて泣き虫な男の子。


早くなれてくれないかなぁ.......



綾部「ふふ」



実技が少し楽しみだ。

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