俺は兄離れができない！！！

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A「.......」


伊作「......」


僕は、Aの目や舌、喉を見た。


数馬「どうですか？」


伊作「ストレスによる発熱と風邪だね」


数馬「風邪？」


伊作「うん。毒耐性のせいで弱った免疫とストレスでやさらに弱ってる免疫。そこを攻撃されたみたいだ」


数馬「ストレス......」


数馬は、やっぱりかという顔をしていた。


伊作「なにか心当たりはあるのかい？」


数馬「え、ええ、まあ......今日、Aを食事に誘ったんです。そしたら.....食欲無いから行かない。食事がストレス。辛い、苦しい、楽しくないって言ったんです」


伊作「！」


ああ、やっぱりそうだ。


少し前に、雷蔵から聞いたことがある。


Aは、強そうに見えて、メンタルが弱いって。

ストレスを上手く発散することも出来ないから、よく限界が来て、幼い時は泣き叫んでたって。



大人になってからは、泣き叫ぶことがなくなった。



ということは、ストレスが発散出来ていないということ。


伊作「これは、まずいな.....軽い栄養失調も出てるから.....」


Aは元々大食いだ。


なんだけど、消化されるのが異常に早い。


だから、平均体重より少し軽い。

それに加え、今回は三日ご飯を食べてない。



伊作「起きたら、ご飯を食べさせて、ゆっくり寝かさないとな.....」


数馬「そうですね」


伊作「数馬、雷蔵呼んできて」


数馬「！はいっ！」



数馬は、医務室を出て、雷蔵を呼びに行った。

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