俺は兄離れができない！！！

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おばちゃん「はい、二人ともA定食ね」


A「あざす！」


孫兵「ありがとうございます！」


おばちゃんからご飯を受け取った。


A「おばちゃーん！飲み物これー？？」


受け取り口の近くに置いてあった、コップを手に取った。


おばちゃん「そうよー！」


A「はーい！」


おばちゃんに確認をして、コップを手に取った。


孫兵「お茶のが良くない？なんで水？」


A「え？何となく」


孫兵「そ、そう」


席について、いただきますをしてご飯を食べ始めた。


A「ん〜！やっぱ美味いなぁ！」


孫兵「そうだね」


ぱくぱくとご飯を食べ終えた。


A、孫兵「ごちそうさまでした」


A「ふぅ.....ん」


食後に飲むための水をクイッと一気飲みした。


A「うぇ、なんか......」


孫兵「？どうしたの？」


A「お酒の味がするぅ......」


孫兵「！？！？顔真っ赤だよ！？」


A「えへへへ、まごへ、ぎゅー！」


孫兵「うわ、とととっ！」


Aが僕に抱きついた。

え、お酒飲んだの！？


おばちゃん「Aくん、あちゃー......」


孫兵「おばちゃん、これどういうことですか？」


おばちゃん「Aくんが取っていったの、お酒なのよ。水と間違えちゃったみたい」


孫兵「そ、そうですか.....」


A「ん、えへへぇ......」


真っ赤な顔で、とろーんとしてる。


不破先輩、助けてください.......



雷蔵「孫兵、大丈夫かい？」


孫兵「！不破先輩！Aをお願いします！お酒飲んじゃったみたいで.....」


雷蔵「いいよ。A、おいで」


A「！にーちゃんっ！」


雷蔵「はい、ぎゅー」


A「んーー！」


不破先輩は、Aを抱き上げた。


孫兵「あの、ご飯は平気なんですか？」


雷蔵「うん。もう食べ終わってるよ。ちょっと喉乾いたから、飲み物取りに来ただけ。孫兵、ごめんね。ありがとう」


孫兵「いえ、Aをお願いします」


雷蔵「はーい」




さすがお兄さんだな。


なんでも分かるみたい。



そんなことを考える、孫兵であった。

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