俺は兄離れができない！

兄の友人で、俺の先輩 ページ8

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兄と約束してから数日。


A「うーりゃ、よっこいしょ」


火薬の入ったツボを棚に戻した。


兵助「お疲れ様」


A「はーい、お疲れ様です」


今日は、久々知先輩と当番です。


いやぁ、兄貴の友達って、兄貴みたいに頭おかしいヤツばっかかなって思ったら、そんなこと無かった。


久々知先輩、ほんと優しいから。


俺の心のオアシスだ。


兵助「Aも大変だよね」


A「？」


兵助「いや、雷蔵の......」


A「そうなんですよねぇ......」


兵助「いつからあーなったの？」


A「さあ？僕もわかんねぇんすよ」


兵助「ふーん」


本当に分からない。


いつから、俺に執着するようになったのか。


怖すぎて、兄貴には聞けない。


もうなんか、盛大に嫌な予感しかしないから。



兵助「Aの記憶にないだけで、何かやったんじゃないの？」


A「そんな執着されるような事件、僕が忘れるわけないじゃないですか」


兵助「いやほら、Aが幼い時とか.....記憶にないから」


A「無きにしも非ずなのが怖いですね」


兵助「だろ？」



記憶にないっつったら、二歳くらいか....

俺と兄貴は、二個離れてるから.....


兄貴が四歳の時？


うーん、わからん。


まあ、いつか思い出すだろ。

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