俺は兄離れができない！

押してダメなら........の兄ちゃん？ ページ41

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リクエストです！



雷蔵「A」


A「あ、兄......兄ちゃん。どしたの？」


雷蔵「ん？今暇かなーって」


A「今？」


作兵衛「A、先生呼んでる」


A「おう、分かった。ごめん、暇じゃないわ」


雷蔵「そっか、ごめん」


A「じゃね」


Aは、僕に手を振って、走っていった。


最近、Aが構ってくれない。

いつもそんな感じだけど、最近は特に酷い。


前は、嫌々言いながら、構ってくれたのに。


今は、ぜーんぜん構ってくれない。



僕より大事なものなんてないのに。



雷蔵「.......」


三郎「どうした、雷蔵さん。目が荒んでるぞ」


雷蔵「三郎」


三郎「なんだ、なんかあったのか？」


雷蔵「.......」


三郎に言って、なにか解決するだろうか。


うーん。でもまあ、三郎はいい考え思いつくしなぁ.....


相談してみるのも一つの手かもしれない。


三郎「雷蔵？」


雷蔵「三郎、ひとつ相談があるんだけど」


三郎「おう」


雷蔵「ここじゃなんだし、部屋に戻って話すよ」


三郎「ああ、わかった」



頭にハテナを浮かべる三郎。



Aが放置するのが悪いんだもん。


僕より大事なものなんてないのに......



僕は、三郎と部屋に帰りながら、そう思った。

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