俺は兄離れができない！

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委員会が終わり、次の日。


A「ふぁ......」


あ〜、ねみぃ.....

昨日調子に乗って、夜中まで本なんて読まなければよかった。

図書室で借りた本、すげぇ面白いの。

ハマっちった。


孫兵「A、明日三年生で合同実技があるんだ。手伝ってくれないかな」


A「？」


なにを？


孫兵「明日の実技、二人一組か三人一組で組手をするんだ。試したいんだ。Aをどこまで知れたのかを」


A「いいよ、別に。けど.....」


兄貴は、平気なのかな。


俺別に、むしろ.....兄貴とのコンビより孫兵の方が、やりやすいし......


でも、兄貴がなんて言うかだな。


孫兵「大丈夫。僕は、Aの相棒だよ？兄弟より、強いから」


A「！孫兵がそう言うなら、そうなのかな？」


孫兵「そうだよ。ジュンコと僕とAが居れば、百人力だよ」


あ、そこにジュンコちゃん入るんだ。

まあ、そうだよね。


孫兵の友達だし。


まじさ、初対面で孫兵が友達のジュンコって紹介した時、頭でもおかしいのかと思った。

したら、ジュンコちゃん、めっちゃ可愛かった。


あれは、友達だわ。


孫兵「明日、頑張ろうね」


A「おう」



孫兵と俺は、一年の時からずっと一緒だ。

お互い一人部屋だが、よく行き来もしてた。


だから、俺も孫兵もお互いのことがよくわかってる。


A「ふっ......」




明日の実技、頑張ろ。

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