俺は兄離れができない！

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裏裏裏山.....



A「どう？なんかいた？」


藤内「何もいないね.....」


裏裏裏山に着いた俺たちは、影に隠れながら情報を探っていた。


A「......」


作兵衛「おかしいな」


A「やっぱ、お前も思う？」


作兵衛「ああ」


おかしいんだ。

なにかが、おかしい......


孫兵「静かすぎるんだ」


A「！」


ああ、そうだ。

静かすぎるんだ。


動物は愚か、虫たちの気配すらない。


A「なんか、嫌な予感がする」


左門「ああ、おかしいな」


数馬「嫌な、予感.....」



背中に、冷たい汗が流れた。




その時.....



A「！みんな、避けろ！！！」


左門「！っ！」


俺の声掛けで、みんな草むらからとび出た。



A「っ！！」


俺は、苦無で攻撃を防いだ。


忍者「......」


A「お前らか.....っ、忍術学園の敷地に入り込んでる奴らはっ！」


忍者「だったら、どうする？」


A「っ.....カハッ！！」


腹を思い切り蹴っ飛ばされた。


数馬「A！！」


A「！ありがと、かずま......」


飛ばされた俺を、数馬が受け止めてくれた。



A「いってぇ......くっそ.....」


次屋「どうするの」


孫兵「囲まれたよ」


A「は？.....！うそ、だろ......」


いつの間にか俺たちは、数人の忍者に囲まれていた。



これじゃ、煙玉も、投げられねぇ.......


作兵衛「ある程度、追い払うしかないだろ」


A「ん、そうだな」





みんな、戦闘態勢に入った。

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