俺は兄離れができない！

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三郎「雷蔵は、どのくらい執着してるんだ」


A「さあ？」


兵助「！分からないの？」


A「少なくとも、逃げたら殺してやるくらいには執着してますね」


うん。あの時身をもって知ったからね。

もうやだ。


俺、絞め殺されたくない。


竹谷「雷蔵は、力が強いからなぁ」


A「見てたんなら、傍観してないで助けて欲しかったですけどね！！」


尾浜「あははっ、ごめんね〜」


ほれ！ほれ！

見たか！！

こいつらはな！！

兄貴の味方なんだよ！！


兄貴のこと助けるくせに、俺の事助けねぇの！！

分かるか！これ！！



A「くっそ、涼しい顔して、俺の事見捨てやがって」


三郎「雷蔵の為だからな」


尾浜「諦めなよ」


A「僕のことも助けて欲しいんですけど」


竹谷「まあ、気が向いたらな」


兵助「うん」


A「はぁ.....兄貴もおかしいけど、あんたらも大概おかしいです」


兄の味方しやがって......


三郎「おかしくていいんだよ。お前は、雷蔵のなんだから」


A「お、わ......」


腕を引かれ、鉢屋先輩の胸元に俺の背中が当たった。


三郎「雷蔵からは、逃げられねぇよ」


A「ぅ.....」


そう言って、俺の前髪をかきあげた。

そして、口付けを落とした。


兵助「諦めな」


A「.......」




兄貴も狂ってるけど、こいつらも大概......




狂ってる.......

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