田舎者の奮闘記 さんだぁ！！

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土井「秋先生の見た目、お前らはどう思う？」


A「へ？どうって.....」


タカ丸「金髪に青眼なんて、すごく綺麗だなって思います」


綾部「うん」


守一郎「珍しいよな！初めて見た！」


田村「ああ、だが綺麗だ。神様のようだと」


平「とても美しいかと」


みんな口を揃えて、綺麗だと言った。


土井「秋先生は、英国人と日本人の間に生まれた人だ。そして、秋先生の村では迫害され続けていた」


A「！」


土井「秋先生が、十の時、家族を吊るされ殺された。先生の目の前で」


タカ丸「目の前、で......」


なんで、そんな.....

酷い.....


土井「大雨と雷が鳴る日だった。秋先生は、だから嫌いなんだ。怖いんだ、また失うかもって.....そして、先生の左目、村の人に焼かれたんだ」


平「っ、痛いし、それって......」


田村「間違いなく、失明......」


土井「ああ、だから秋先生は、左目が見えていない。機能していないんだ」


守一郎「酷い.....見た目で、判断して.....」


土井「そう。そして、村を潰し、皆殺しにした。たった一人で、たった十歳の子供が」


四年「！！」


たった十歳で.....

村の人だって、一人や二人じゃないだろう。


それを一人で.....


土井「酷い話だ。それが、秋先生を形作ってる過去なんだ」


A「せんせ、大丈夫かな......」





俺は、苦しそうに眠る秋先生の髪の毛を撫でた。

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