田舎者の奮闘記 さんだぁ！！

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秋「っ......」


土井先生と新野先生が来て、秋先生を落ち着かせた。


そして、医務室に運んだんだ。



A「先生、大丈夫なのか？」


土井「うーん.....これは、過去の経験から生まれたものだからなぁ.....」


タカ丸「過去の、経験？」


平「何かあったのですか？」


俺たちの騒ぎを聞き、四年い組、ろ組も医務室に集まった。


新野「秋先生は、幼い頃から酷い経験をしているんですよ」


綾部「！」


守一郎「幼い頃、から？」


土井「秋先生は、ここに保護される形で先生になったんだ。元々、頭も良く、体力もあったしな」


A「保護？」


土井「ああ。確か....秋先生が、十六の時かな？山のようにあった死体、真っ白な肌に真っ赤な血を浴びててな.....鬼のようだったらしい」


田村「先生は、元戦忍なんですか？」


土井「いや、フリーだ」


A「土井先生、もったいぶらないで話してよ。秋先生のこと」


タカ丸「なんで、雷で過呼吸を.....なんで、雨が嫌いなのか、全部、教えてください」


土井「そうだな.....話そう」


新野「では私は、桶に水を汲みに行きますね。ごゆっくり」


そう言って、新野先生は医務室を出た。


土井「さて、どこから話そうかな」


声の割に、顔が暗い。



ああ、それくらい、重い話なんだろう。


皆は、ゴクリ吐息を飲んだ。

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