田舎者の奮闘記 いちだぁ！

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そのあと、ほかの四年生はみんな委員会の当番に行ってしまった。


俺は、さっきあった出来事がなんか腑に落ちなくて、五年長屋を訪れた。



A「ってことがあったんですよ.....」


竹谷「あーー......」


尾浜「うん。Aはね.....」


三郎「まあ、そうだよな.....」


兵助「うん.....」


A「むぅ.....」


みんな、なにかに納得したような声を出した。


雷蔵「ま、Aはそのままでいてね」


雷蔵がそう言って、俺の頭を撫でた。


A「思ったこと素直に言っちゃ、いけないのけ？かーちゃんに、嘘ついちゃダメって言われたよ？」


尾浜「ほんとこの子、なんで忍者になったの？？」


三郎「天然記念物にも程があんだろ.....」


竹谷「穢したくねぇ.....」


そう言って、三人は俺を抱きしめた。


A「むむ......」


雷蔵「Aは、人をよく見てるからね」


A「らいぞーだって、優しいし、よく見てるべよ。俺、らいぞー、すげぇなって思うよ？」


雷蔵「っ！」


A「へーすけだって、優しいし暖かいし.....さぶろーも、ちょっと意地悪だけど、よく見てくれるべ！」


兵助「おー......っと.....」


三郎「そういうとこだって......」


A「はちも、元気だし優しいし、暖かいし.....勘右衛門もいつもお菓子くれるし、後輩思いだべ？」


竹谷「これは.....」


尾浜「思った以上に......」


A「むむ」


みんな顔を押えて、そっぽ向いた。


なんで？？


雷蔵「Aは、そのままでいるんだよ？」


A「？あい！」



うーん、いまいちよく分からないべ......

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