とある忍たまのモブ生活？

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俺の部屋。


タカ丸「Aはさ、ずっと一人だったの？」


A「いや、一人ではなかったです。一人になったって言うだけ」


タカ丸「一人になった？」


少なくとも、四年生の進級試験までは、俺を含めて三人いた。


A「タカ丸さん、今は聞かない方がいい。今の貴方じゃ、また泣いてしまう」


貴方は、優しいから......


タカ丸「.....A」


A「？」


タカ丸「Aは、寂しがり屋なんだね」


A「は？」


俺のどこをどう見て、寂しがり屋だと？？


俺、寂しがり屋要素あった？？


タカ丸「ずっと独りで、寂しかったね」


A「！」


俺の前に座ってたタカ丸さんに、抱きしめられた。


タカ丸「森山先生はいたけど、独りで、寂しかったね」


そう言って、俺の頭を撫でてきた。


A「っ.....」


俺、これだけは自覚あるんだ。


泣き虫なんだよ、俺.....



目から勝手に流れる涙。


A「っ、っ......」


タカ丸「俺がいるから、もう寂しくないでしょ？」


A「うん.....」


タカ丸「Aは、今までよく一人で頑張れたね。えらい、えらい」


A「ぅ.....」


タカ丸さんは、俺より精神年齢幼いくせに.....

なんでこういう時だけ、変に包容力があるんだよ.....


暖かい.....



A「しばらく、このままで、いい、すか.....」


タカ丸「もちろん」




森山先生。

俺とタカ丸さん、二人揃って泣き虫です。

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