とある忍たまのモブ生活？

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森山「A」


A「なに？」


準備運動をしていたら、森山先生が来た。


森山「何も考えるなよ。初っ端から、飛ばせ」


A「！はぁ....わーったよ」


森山「勝てよ」


A「出来たらね」


森山先生にそう言われちゃ、無理だよなぁ....


手を抜こうとか思ってたけど、本気で行くか。


A「っし、やるかー！」


軽くジャンプしてから、組手の構えを取った。


平「......」


平も準備が終わったのか、構えを取った。


森山「よーい.....はじめ！」


A「ふっ！！」


平「なっ！」


田村「はやっ....」


始めの合図と同時に走り、平と間合いを詰めた。


A「ふっ.....っらぁ！！」


足を高くあげて、平の頭目掛けて、かかと落としを決めた。


平「っ！」


が、避けられた。


A「ﾁｯ」



綾部「えぇ....地面抉れたんだけど.....」


田村「どんな力してんだよ、あいつ....」


そう、Aがかかと落としを決めた地面は、大きく穴が空いていた。



A「っ、ふっ、はっ！」


平「っ、くっ.....」


俺の優勢。

学年一位の平が押されてる。


A「おいおいどうしたよ。学年一位」


平「っ！舐めるな！！」


A「おっと」


平が攻撃を繰り出したが、俺は全て避けた。


怪力、舐めんなよ？


A「先生とマンツーマンで授業してるんだ。負けられねぇんだよ」


平「！」


素早く平の背後に周り.....


A「あはっ、予想外だったか？がら空きだぜ？」


平「ガハッ！！」


平の背中にかかとを落とした。


A「っと.....」


平「っく.....」


平の背中に乗りしゃがんだ。


A「俺の勝ち」


森山「ははっ、容赦ねぇなぁ.....誰に似たんだよ」


A「あんただよ」


森山「ああ、そうだったわ。平、生きてるか？」


平「ゲホッ、ケホッ....大丈夫です」


俺が退いたら、平は立ち上がった。


カーーン！


ちょうど鐘が鳴った。


A「はー、疲れた....このあと授業は？」


森山「ないよ」


A「ん、なら寝るわ。じゃ」


森山先生に手を振り、部屋に戻った。



平「っ.....」


森山「平、血出てるぞ」


噛んだ唇と握りこんだ拳からは血が滲んでいた。

ほう、容姿を気にする平が珍しいな。


平「....医務室行ってきます」


森山「ああ」


綾部「僕も失礼します」


田村「私も」


森山「おー」





これは、波乱の予感だな。

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