【 まふまふ 】家族だった彼らは今どうしているのだろうか。【 天月 】

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天月side


先生「天野。この漢文を現代語訳してみろ」

天「はい」





さっきまで３人のメールをみてにやにやしていたらすっかり授業を聞いていなかった



でもさすがにこのレベルは解けるので黒板に書かれた漢文を訳す




先生はいつもどおりうんと頷いて俺を席に戻した




同じクラスの真冬はAに教える内容を考えているようで
横を通り過ぎるときに、新しいノートにびっちりと、ただしきれいに勉強メニューが書かれていた





俺も作ろうかな





そのほうがAも目標を作りやすそうだし




てゆうかさっきの問題すら解けないくらいならかなりヤバイしｗｗｗ





天「さて…」



隣の女子は俺に好意を持っているようで、隙あらば俺に触れようとする
隙あらば俺に勉強を教えてもらおうとしてくる





真冬もそうだ




いつもどおり適当に笑顔を向けて、ルーズリーフをかばんからあさりだす




A用に、バインダーも一緒に机にだした



「ねぇ、天野くん。それなぁに？」





うわぁ…君俺より成績危ないんだから勉強聞けよ…




天「他校の女の子用の勉強メニュー作るだけ。あの子、出来なすぎるからｗ」



Aのことを思い出すと、思わず小さな声で返事をしてしまっていた





「…彼女…？」




彼女？そんなんじゃないよ


まだ…




俺は好きだけれど、真冬もきっとそうだから




Aにとって俺らは家族だから



家族を、恋愛関係にもどすのは、とても、難しいから




天「彼女じゃないよ。ただ、なによりも大切なだけ」

「そう、なんだ…」





真冬になんて負けないよ


教える種類だったら、俺のほうが多いんだから



俺と一緒にいる時間のほうが多いんだから





そう思っていないと、今にも押しつぶされそうで




夢中でAにもわかりやすく、できそうな範囲でのメニューを埋めていく



俺とAの間を埋めていくように







　

☆31→←★29

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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• 全体運: ★★★☆☆

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