白き愚者は蒼穹に嗤う

愚者が二十七人 ページ29

マ「あら、今日もまた二人して読書なのね。」

ママが話しかけてきた

レ「まぁね」

マ「みんなは？」

レ「さぁ…森で鬼ごっこじゃない？」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「鬼ごっこ？」

エ「そう、鬼ごっこ。ノーマンが「鬼」でみんなが逃げるの。頭と・・体を使って」

レ「なるほど、遊びのふりをした"訓練"ってことか…」

エ「それをすれば鬼から逃れるってわけじゃないけど、脱獄にせよその後にせよ、逃走の基礎力は上げられると思う。体の使い方は私が教える…！
逃走時の頭の使い方は…ノーマンとレイが先生で、私達が生徒。Aはサバイバル的な知識を皆に教えてほしいの！」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エ「A〜！鬼ごっこ終わったよ〜！」

エマが息をきらしながら10人程をつれてこっちにやってくる

今日はエマチームだ

ド「ん？Aなんでそんなに葉っぱとか木の実いっぱい集めてんだ？」

「ふっふっふ…ここで君たちにクイズだ！制限時間内に皆で協力してこの中から食べられないものを全てあげなさい！見事正解したら…これを…あげよう…！」

エ・ド「こ、これは！」

Aの手にあったのは

「そう！ザクロ！生の果物だ！」

「食べたいだろ？まぁ、まて！クイズに正解したらあげるからさ…ファイト！」

ｺﾞｸｯ

誰かがつばをのむ音が聞こえる

「よーい！スターート！」

次の瞬間、ここは戦場と化した

「これ！これは！」「それは食える！」「違う！それじゃない！」などの声がする





「はーいそこまで！終了でーす！答え合わせといきましょう！」

エマチーム「………ｺﾞｸﾘ」

「結果は…………」

エマチーム「ﾄﾞｷﾄﾞｷ」

「正解でーす！！」

阿鼻叫喚だった。







「おいしい？」

ド「美味ぇ」

エ「凄い！ザクロっておいしいんだね！」

「喜んでくれてうれしいよ、こんな反応されるとは思わなかったもん！」

その光景を見たレイとノーマンはかなり複雑な気持ちになったとかなってないとか。





ーーーーーーーーーーーーーーーー
後日談

エ「A〜、あの果物どこから持ってきたの？」

「え〜ナイショだよ〜」

愚者が二十八人→←愚者が二十六人

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す